自然にある火口の宝石!ファットウッドを採掘し燃焼実験してみた

自然にある火口の宝石!ファットウッドを採掘し燃焼実験してみた

2019年12月23日 0 投稿者: BushCraft☆LAB

天然の着火剤『ファットウッド』って何?

森の宝石とも謳われる『ファットウッド』。松の木の倒木から採掘する事が可能な焚き火には欠かせない火口となる天然の着火剤。他に代表的なモノといえば松ぼっくりや杉の枯れ葉を連想させますが、ファッドウッドはその中でも最上級クラスの天然着火剤なのです。松の木の倒木を探し採掘し、燃焼実験してみましたので記録を残しておきます。

松くい虫という『マツノザイセンチュウ』という線虫が松枯れの原因メカニズムと言われており、森や林では倒れた松の木を多く目にすることができます。
松の倒木にはファットウッドと呼ばれる松脂がたっぷり詰まった箇所があり、この松脂の詰まったファットウッドがとてもよく燃え続けるのです。わずか1gの木屑だけでも5分ほど燃え続け、天然の着火剤としては他に類をみない宝石と言えるでしょう。

ファットウッドを求めて山に入ってみた

松林があればなんてこともないでしょうが、そんな都合の良い話はありませんよね。私の住む東京都下においては殆どそのような環境はありません。よって山へと入山していくのです。登山を楽しむ道中、ノコギリとナイフをザックに仕込み地元の低山に行ってきました。狙うは最上級のファットウッドです!

松の木はとにかく松くい虫に感染しやすく、登山者の身の危険もあるので事故防止のためにもすぐに伐採されていることがあります。基本的には生きてる赤松を探しながら歩くのが見つけ易いかなと私は思います。倒木を一つ一つ確認していたらきりがないので。赤松が2.3本ほど視界に入る場所があれば辺りの倒木をチェックする。この流れを繰り返します。上記の写真のように松の木はごつい魚の鱗みたいな皮をしているのでポイントですね。あと、杉の木はすらっと一本に伸びていますが、松の木はクネクネと枝が分かれていたりするのもポイントです。

伐採された切り株の下を見ると松の木の倒木が倒れていました。登山道ではないので怪我などには十分注意を払いながら自己責任で降り、ノコギリで切ってみました。

いざファットウッドの採掘!

ファットウッドは松脂がノコギリにもすごい付着するので、とっても切るづらく硬く感じます。登山をして疲れている身体には結構応える・・・(笑

しかし見てください!!これです。松脂がたっぷり含まれた火口の宝石ファットウッドです。形はよくないですが、別に営利目的でもないので十分です。
もう一つしっかり丸い形の枝の箇所が欲しかったので切断してみました。

こちらも素晴らしい松脂たっぷりファットウッドです。色が黒っぽく濃い方が上物と言われているので中々良いものが採れました。ただ、縦走ルートなのでバックへの積載量を考え短めにカットしてきちゃいました。

皮剥と言って周りの皮を斧で削り、ナイフで整えるとこのようになります。
もうちょっと綺麗にできそうですが…自分ようなのでこれでよし!汗

重たさは一つが384gでした。松脂の匂いがすごいです!!

ファットウッドの燃焼実験

1g削ってファットウッドの木屑でどの位燃え続けるのか実験してみました。分厚さが増すと燃焼時間は飛躍的にUPしますが、バトニングして小分けするのは後の楽しみとし木屑で実験開始です。

ファイヤースターターが苦手でして・・・ファットウッドのみでは火が付かず麻の紐をほぐした火口に少し力を借りちゃいます。全体的に火がついて欲しいのもあったのでご理解ください。

樹脂が燃えている感じがしっかり見られ可愛い炎に癒されます。

お!2分強で消えてしまいました・・・汗

明るくしてみてみるとまだまだ燃えてないのが多かったです。全体的に結局火は回ってなかったようです。

残りの木屑も燃やして時間を測り直しです。ライターはやっぱり最強(笑

良い感じで全体的に火がついてくれました。やっぱり木屑で使うよりスティック状にするのがベストのようですね。

おっ!!4分44秒!!大当たりーw

今回はしっかり全部燃え尽きてくれたようです。1gで約5分弱燃え続けた感じです。厚さをつけてスティック状にすれば1cm位でも10分以上は燃えてくれそうです。十分使える自然界の最強着火剤”ファットウッド”がこれなのですよ!!

ネットでも売ってます(笑
楽天だと1.2kg。一回買ったら相当持ちそうな位の量ですね。

Yahoo!!では300gの少量サイズもありました。十分な気はしますね。
とにかく燃焼時間が長いことを考えながらちょっとづつ使いましょう。

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